This content originally appeared on Twilio Blog and was authored by Valeriane Venance
この記事はTwilio Developer EvangelistのValériane Venanceがこちら(英語)て執筆した記事を日本語化したものてす。
こんにちは、この記事へようこそ。今日は、RubyでHTTPリクエストを行う5つの方法をご紹介します。
コードの記述を開始する前に、私がこのチュートリアルを書いたことをとても嬉しく感じていることをお伝えしたいと思います。Ruby on Railsは、世界中で私が一番好きなフレームワークであり、こだわりの強い私はいつも大好きなものを使用する傾向があります。
HTTPリクエストのようなシンプルなものに戻り、シンプルな.rbファイルを記述し実行することにより、私の手でRubyの力を解放でき、私達を言語の基本から遠ざけがちな、Railsの魔法に頼る必要がなく嬉しいです。
クラシックのさらなる利点は、複雑な環境で機能することです。自分の.rbファイルで実践できるように方法をお見せしますが、Rubyベースのフレームワークでも機能します。
この記事ではRubyベースのプログラムでHTTP呼び出しを作成する5つの方法について説明します。
要件
このチュートリアルを実行するには、以下が必要です。
- Rubyがお使いのマシンにインストールされていること。私はRubyの最新バージョン(現在3.0.0)とOSXでrvmを使用していますが皆さんはご希望の方法を使用してください。
- テキストエディター。私はsublime textまたはvimを使用しますが、ご希望のものを使用してください。
何を達成するか
5つの方法を使用し、GETリクエストとPOSTリクエストを作成します。プレーンなRubyで作成するため、各リクエストに.rb
の拡張子の付いたファイルを作成し、以下のRubyコマンドを使用しコンソールで実行します。
$ ruby file.rb
一緒に確認していく内容
以下のライブラリを見ていきます。
GETリクエスト
NASAの今日の写真のAPI、APODを使用します。
このAPIは、リクエスト成功のレスポンスとしてJSONを、レスポンスコード200と共に送信します。レスポンスの本文をコンソールに表示することにします。
APIキーに関するメモ: ここでは、NASAが提供するDEMO_KEY
を使用します。リクエストを数件作成するに留まり、API使用制限に達する心配はないからです。何度も使用する予定の場合には、ご自身でAPIキーを確保することを検討してください。
{
"date": "2019-07-20",
"explanation": "Have you seen a panorama from another world lately? ...",
"hdurl": "https://apod.nasa.gov/apod/image/1907/a11pan1040226lftsm.jpg",
"media_type": "image",
"service_version": "v1",
"title": "Apollo 11 Landing Panorama",
"url": "https://apod.nasa.gov/apod/image/1907/a11pan1040226lftsm600.jpg"
}
POSTリクエスト
POSTリクエストでは、APIリクエストのデモツールである、JSONPlaceholderを使用し記事を作成します。
タイトルをfoo
に、本文をbar
にし、userID
を1に設定し、新しい記事の作成をシミュレーションします。もちろんこれは、学習目的の偽のデータです。
ここではAPIキーは必要ありません。皆さんのコンソールに以下のような出力が表示されます。
{
"title": "foo",
"body": "bar",
"userID": "1",
"id": 101
}
# nethttp.rb
require 'uri'
require 'net/http'
uri = URI('https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=DEMO_KEY')
res = Net::HTTP.get_response(uri)
puts res.body if res.is_a?(Net::HTTPSuccess)
$ ruby nethttp.rb
さて、ここではクエリするURLをURIに伝えます。これがURLなのは、https://
が指定されているからです。次に、Net::HTTP
ライブラリからget_response
メソッドを使用します。
最後にリクエストが成功したかどうかを確認し、成功した場合にはコンソールで結果を印刷します。
個別のパラメータ
# nethttp2.rb
require 'uri'
require 'net/http'
uri = URI('https://api.nasa.gov/planetary/apod')
params = { :api_key => 'your_api_key' }
uri.query = URI.encode_www_form(params)
res = Net::HTTP.get_response(uri)
puts res.body if res.is_a?(Net::HTTPSuccess)
ここでは前回と同様ですが、パラメータを個別にハッシュとして渡します。これは、別々のソースからパラメータを取得する必要がある場合や、パラメータの数が多い場合に非常に便利です。ハッシュは、Rubyで広範に使用されるオブジェクトであり、コードを読みやすくするために簡単にフォーマットできます。気軽に使用してください。
パラメータを定義したら、パラメータにuri.query
を設定し、encode_www_form
の形式を使用し、Webと互換性を持つ形式にエンコードします。これが違いを生みます。
POSTリクエスト
# nethttp3.rb
require 'uri'
require 'net/http'
uri = URI('https://jsonplaceholder.typicode.com/posts')
res = Net::HTTP.post_form(uri, 'title' => 'foo', 'body' => 'bar', 'userID' => 1)
puts res.body if res.is_a?(Net::HTTPSuccess)
このリクエストでは、Net::HTTP
のpost_form
メソッドを使用し、uri
の後にキー値の形式でパラメータを指定します。次にリクエストが成功した場合には、レスポンスの本文を印刷します。
もちろん、ドキュメントも気軽に活用してください。こちらには、簡単に参照できるチートシートもご用意しています。複雑な用途には、OpenURIラッパーをお勧めします。これは、他の2つの便利なライブラリもラップします。
httparty: リクエストをまた楽しく!
Httpartyは、リクエストをするために頻繁に使用されるgemです。以下のようにインストールします。
$ gem install httparty
GETリクエスト
# httparty.rb
require 'httparty'
response = HTTParty.get('https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=DEMO_KEY')
puts response.body if response.code == 200
このリクエストでは、httpartyに使用するメソッドを伝えます。ここではget
です。完全なURLを提供します。
httpartyの提供するレスポンスオブジェクトには、便利なメソッドが多数含まれます。ここでは、リクエストが成功したかどうかをcode
メソッドにより確認し、成功した場合にはbody
メソッドを使用し、NASAのAPIが返したJSON本文を印刷します。しかし、他にも使用できるメソッドは多数あります。例えば、response.parsed_response
は、解析されたJSONを返します。
クラシックなPOSTリクエスト
広範に使用されており、しかしgemで実装がオプションなのは、そこからクラスを作成することです。これも1つの.rbファイルで実行できます。
# httparty2.rb
require "httparty"
class PostManager
include HTTParty
base_uri 'https://jsonplaceholder.typicode.com'
def initialize()
end
def create_post(title, body, user_id)
params = { body: { title: title, body: body, userID: user_id } }
self.class.post("/posts", params).parsed_response
end
end
post_manager = PostManager.new()
p post_manager.create_post("foo", "bar", 1)
ここでは、PostManagerクラスを作成し、base_uriを、リクエストするAPIのベースURLに設定します。
このクラスには、create_post
メソッドがあり、これには3つのパラメータを指定できます。これは前述の、タイトル、本文、userIDです。
次に、self.class
のpost
メソッドを使用し、メソッド初期化から取得したパラメータを渡します。
次にすべきことは、PostManager.new()
を使用し、このクラスの新しいインスタンスを作成することです。
次に、引数を使用し、create_post
メソッドを使用します。
ご覧のように、このクラスにはinitialize
メソッドもあり、より複雑なユースケースを構築する際に活用できます。
他のメソッドを追加することもできます。このコンテキストでは、read_post
(get
メソッドを使用)、またはdelete_post
メソッド(delete
メソッドを使用)を追加するのが適切です。可能性は無限大です。
ボーナス
httpartyにはCLIが付属します。これは、一度gemをインストールすると、コンソールから直接使用できるようになります。
```console $ httparty your_url ````
HTTP(Gem!別名はhttp.rb)
http.rbはもう1つの人気のあるgemです。以下のようにインストールします。
$ gem install http
GETリクエスト
# http.rb
require "http"
response = HTTP.get("https://api.nasa.gov/planetary/apod", :params => {:api_key => "DEMO_KEY"})
p response.parse
HTTP
のget
メソッドを使用することによりurlを指定し、params
という名前のハッシュでパラメータを渡します。
レスポンスオブジェクトで.parse
を使用すると、JSONがハッシュに解析されます。
POSTリクエスト
# http2.rb
require "http"
response = HTTP.post("https://jsonplaceholder.typicode.com/posts", :form => {'title' => 'foo', 'body' => 'bar', 'userID' => 1})
p response.parse
ボーナスのレスポンス処理
JSONであることを承知していたため、私達は出力したすべてのレスポンスを.parseで解析したことに注意してください。けれど、レスポンスの本文を操作するために使用できるその他の便利なメソッドもあります。
to_s
。「to string」Rubyメソッドを、response.body.to_s
のように呼び出すと、コンテンツのレスポンスがすべて文字列に入れられます。readpartial
: htmlドキュメントを一行ずつ読むために便利です。response.body.readpartial
のように使用します。読むhtmlドキュメントのチャンク数と同じだけこのメソッドを呼び出す必要があります。詳細については、こちら。
並列処理HTTPX
他のgemとhttpxの最大の違いは、デフォルトでHTTP2であることです。これは、リクエストの並列処理に便利です。以下のようにインストールします。
$ gem install httpx
GETリクエスト
# httpx.rb
require "httpx"
response = HTTPX.get("https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=DEMO_KEY")
puts response.body if response.status == 200
httpxの基本的機能はシンプルです。パラメータを含む完全なURLを指定し、使用するHTTP動詞にちなむ名前を持つオブジェクトメソッドを使用します。
POSTリクエスト
# httpx2.rb
require "httpx"
response = HTTPX.post("https://jsonplaceholder.typicode.com/posts", :json => {'title' => 'foo', 'body' => 'bar', 'userID' => 1})
puts response.body if response.status == 201
このpostリクエストでは、HTTPX
からのpost
メソッドを使用し、パラメータとハッシュを渡します。
レスポンスステータスが201の場合には本文を出力します。このステータスは、HTTP標準において作成済みを意味します。
同時で複数のGETリクエスト
# httpx3.rb
require 'httpx'
base_url = "https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=DEMO_KEY"
response, response2 = HTTPX.get(base_url, base_url + "&date=2019-07-20")
puts response.body if response.status == 200
puts response2.body if response2.status == 200
ここでは、NASA APIのベースURLをAPIキーと共に格納し、HTTPXに2つの同時のGETリクエストを実行するように伝えます。1つはすでにリクエストしたurlに対するものであり、もう1つは同じurlに対し追加パラメータ「date」を使用したリクエストです。このリクエストにより、パラメータとして入力した特定の日付の画像に関する情報が得られます。
次に、受信したばかりの2つのレスポンス本文をコンソールに出力します。
これは基本的な用途ですが、はるかに大規模なニーズに対応するよう拡張できることは確実です。
Faraday
以下を使用し、広範に使用されるもう1つのgem、Faradayをインストールします。
$ gem install faraday
GETリクエスト
# faraday.rb
require "faraday"
response = Faraday.get("https://api.nasa.gov/planetary/apod?api_key=DEMO_KEY")
p response.body if response.status == 200
ここまで作業してきた皆さんは、次にどうするかもうお判りでしょう。Faraday getメソッドをNASAのAPI urlと共に使用し、次にステータスコードが200の場合に本文を印刷します。
コンソールに表示されているように、設計により、本文がJSONとして処理されず、文字列として表示されます。
URIがエンコードされたパラメータを持つPOSTリクエスト
# faraday2.rb
require "faraday"
require 'uri'
params = {title: "foo", body: "bar", userID: 1}
encoded_params = URI.encode_www_form(params)
response = Faraday.post("https://jsonplaceholder.typicode.com/posts", encoded_params)
p response.body if response.status == 201
params
をハッシュとして定義します。次に、encoded_params
を、URI
からのencode_www_form
メソッドを使用し、Webフォーム互換形式にエンコードしたパラメータに設定します。
URIは、net/HTTPを使用する際に見られる標準的なRubyライブラリです。次に、Faraday.post
メソッドを使いレスポンスを印刷します。
doブロックのあるPOSTリクエスト
# faraday3.rb
require "faraday"
response = Faraday.post "https://jsonplaceholder.typicode.com/posts" do |request|
request.body = URI.encode_www_form({title: "foo", body: "bar", userID: 1})
end
p response.body if response.status == 201
Faradayリクエストに追加の設定を渡すもう1つの方法は、doブロックを使用することです。
doブロックで作成されたオブジェクトを使用し、.body
オブジェクトメソッドを使用することにより、URIでエンコードされたパラメータを追加します。
他にも、request.headers['Content-Type'] = 'application/json'
(リクエストのコンテンツタイプを設定します)やrequest.params
のような便利なメソッドがあります。
Faradayの人気の理由は、利用可能なミドルウェアの存在です。認証、xmlとymlの形式、その他を処理する多くの便利な機能があります。詳細はこちらをご覧ください。
Rubyフレームワークに基づく任意のアプリケーションでこれらを使用する
Ruby on Rails、Sinatra、Hanamiなどで上記のメソッドを使用するには、require X
行を削除し、その代わりにアプリケーションのGemfileを追加します。
gem 'X'
Gemfileを編集する際には、コンソールで$ bundle install
を実行するのを忘れないでください。
まとめ
ここで示したソリューションはすべてシンプルなリクエストでは同様ですが、高度な用途では異なります。
これらはすべてそれぞれ特定のニーズを満たすように設計されており、複雑なユースケースにどれを使用するかを決定する際には、設計上の仕様が決定のキーポイントになるはずです。
ここでお見せした各gemについて、さらに多くのことを説明できますが、それぞれの全機能を知るには、ドキュメントを読み、機能を試してみてください。
私自身はhttpartyを最も頻繁に使用しますが、その理由は、私がRubyを学んだ時にはすでにこれが広く使用されており、使いやすく、理解も容易だったからです。また、StackOverflowには多くの例があります。本音としては?私はhttpartyが好きです。「httpartyみたいなパーティーは他にない」というキャッチフレーズが頭から離れません。httpartyは最高です。
httpxにも注目しています。このgemはまだ新しいですが、すでに面白い機能を備えています。
リクエストの話に戻る前に、少し気分を変えませんか?画像ファイルをダウンロードする方法を学ぶ、またはWhatsAppとRubyでプレイするなどはどうでしょう!
Valériane Venanceは、Twilioの開発者エバンジェリスト(Developer Evangelist)です。Rubyで何か面白いものを構築した場合には、vvenance@twilio.comまでメッセージを送るか、Twitterでコメントお願いします。ご連絡を楽しみにしております!
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Valeriane Venance | Sciencx (2021-06-19T13:37:06+00:00) RubyでHTTPリクエストを行う5つの方法. Retrieved from https://www.scien.cx/2021/06/19/ruby%e3%81%a7http%e3%83%aa%e3%82%af%e3%82%a8%e3%82%b9%e3%83%88%e3%82%92%e8%a1%8c%e3%81%865%e3%81%a4%e3%81%ae%e6%96%b9%e6%b3%95/
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